2021 1216 性善説でやるとろくなことにならない

※多少の独断と偏見はありますがご了承ください。

はじめに

　世の中ってほとんど信用で成り立っています。例えば、多くの外食店は食べた後に会計をします。食い逃げしない前提です。仕事に関してでもそうです。この人に仕事を任せます。この人を信用しているからです。ある本で読んだのですが、信用をお金で買っているということにもなります。このギブアンドテイク的なシステムが世の中を回しています。しかし、信用というものは信用あるというだけにはなりません。信用を失う事にも大いになりえるのです。
　今回は、性善説ということで解説していきたいと思います。

◇　性善説が自分を苦しめる　◇

・借金

　例えば借金です。一部の人を除いては、仕事に就いている人、財産のあるほとんどの人間は容易に借りることができるでしょう。お金を借りるときは、返そうという意思はあります。いつまでに返すというのが性善説です。しかし、あくまで性善説なので破たんすることも当然あります。
　でも人間は私利私欲になります。返すお金をギャンブルや買い物に使うことだって大いにありえます。それが自分を苦しめます。借金を他の借金をして返すなんてよくある話です。人間は追い込まれたり、調子に乗ったりすると何をするか分かりません。常識的には考えられないことだってします。借金はチャンスを作ることにもなりますが、それ相応のリスクあるのです。多くの人にとっての借金とは、一時しのぎ的な感じで使っていると思います。

・堕落した生活

　よく歩きスマホをしている人を見かけます。なぜ歩きスマホがこれほど多いのかというと、誰も注意しないからです。そこらじゅうに歩きスマホはダメのような注意する看板やアナウンス、注意する人がいればあまりいなくなるでしょうが、そんな状況にはなりません。たまに注意する人はいますが、そんなにいません。
　まあスマホというのは、誰しも生活に密接に関わっています。地図でも連絡でもかなりの頻度で使います。それを厳罰化したら世の中回って生きません。それに、歩きスマホは悪いけど気を付けてればいいじゃんという考えが多いの事実です。

◇　ルールを厳罰化したほうが人々の為になる　◇

◇　お金を返さなくても犯罪にはならない　◇

　私は時折、犯罪の線引きについて考えます。殺人、傷害、暴行、窃盗、詐欺、放火、強姦、わいせつなどこれは犯罪です。でも不思議じゃないですか？　お金を返さないのが犯罪にはならないなんて。でもよくよく考えると、犯罪には共通するものがあります。それは、対象を壊すことや盗む事です。またはそれに付随する行為です。お金を返さないことは、盗むことに関連付けられるかもしれませんが、最初は返すこと前提で借りるので盗む事とはならないのでしょう。しかも、利子などもつきますからそれが相手の利益になります。ビジネスにもなり経済が回っていくことにもなります。まあ私なりの考えですが、長い目で見て世の中の利益になりえるものは犯罪とならないのでしょう。

つづく