エガオの笑顔になるブログ

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2021 1229  痛みを知らないから本気にならない

※多少の独断と偏見ありますがご了承ください。

 

はじめに

 

 例えば、会社に出勤しようとします。しかし、電車が止まってしまい遅刻しそうです。しかも今日は大事な会議があります。そういうときは、いかに会社に早く着くようにするか考えますよね? タクシーを使ったり、別の交通機関を使ったり、あらゆる方法を模索します。そうやって人間本気になります。しかし、今の時代にそういうピンチになる環境が少ないのではないでしょうか?さっきの事例も遅れることはあまりないでしょうし、便利になった移動手段で意外とどうにかなります。人間ピンチにならないと学びません。
 今回は、痛みをを知って本気になることについて解説していきたいと思います。

 

◇ 人を怒らない時代になり、勘違い人間が増えている ◇

 

 パワハラ問題が広まっているせいか、仕事などにおいては人を怒らなくなっていると思います。それはそれでいい世の中かもしれませんが、時と場合によります。何度もミスするような分かっていない人には、怒ることも必要です。子供のしつけと同じです。
 そういう怒る人が減っている環境は、自覚しない人が増えます。例えば、ルールを守らない人です。私は合間に単発の仕事をすることがあります。単発の仕事というのは、初めて行く会社ばかりなのでしょうがないかもしれませんが、あらかじめ持って行くものや時間は決められています。ですが、遅刻してくる人や準備するものを用意してない人が少なからずいます。しかし、そういう人に対して追い返すことはしません。準備するものは、大抵は用意してあります。内心は何を思っているか分かりませんが、じゃあしょうがないな、みたいな感じで通ります。ルールを作っているが、守らない人も当然いるので、それを見越した形でまかり通っているのです。幅広い年代や、様々な人が来る派遣を雇っている会社によくあります。ルールをちょっと守らなくても怒られないし、ペネルティもほとんどないので自覚しないのです。
 こういうゆるい環境ばかりで仕事をしていると社会を甘く見るようになります。そして少し厳しい会社に行ったときに、ここはブラックだ、とんでもない会社だという思考になり、どこに行っても通じませんし、辞め癖もつきます。
 怒られないということは、あきらめられているということでもあるのです。若い人の過ちには怒るが、年配の人の過ちには怒らないという感じに似てます。怒られないからいいや、何も言われないからいいや、それは間違いであります。いくら周りが温い環境でも流されないようにしましょう。

 

◇ 便利で予想通りに行くことが多いので、より心配症になる ◇

 

 便利になった時代です。電子マネーが普及し、あらゆるものが現金が無くても買えます。予定通りにたいてい届きます。ネット環境やSNSでもそうです。自分の言いたい、伝えたいことが発信できます。やりたいことが不自由なくできやすい時代なのです。そういう時代になって増えていくのは完璧主義者です。
 完璧に行かないと気が済まない人は多いと感じています。世の中が効率化していて、自分にも求められるからです。そういう環境の中でうまくいかないことが起きると、不安に感じます。もっと完璧にしなきゃと思います。スマホなんかがそうです。まだ使えるのに新しい物にしなきゃとなります。他の人がいい物を持っていると、私もいい物を持たなきゃ、そういう思考になりがちです。それが、もっとお金を持たなきゃ、いい生活をしなきゃ、もっと働かなきゃ、いろんな場面で使命感が現れます。それは、周りに踊らされています。周りがそうだからと言って、自分もそうならなきゃならないわけではないのです。そういう周りと同調しなきゃいけない使命感が自分を追い込みます。人は人、自分は自分です。

 

◇ 人と同じことをすることに対して安堵を覚えるな ◇

 

 よく行列できる店があります。並んでいるとより並びます。そういう風に人は人と同じ行動をしたがります。より多くの人がしているなら尚更です。しかし、人と同じことをしていても、それが間違っているものや、よくないことは意外とあります。例えば、電車のホームで並んでいる人を見て並んでいたら、短い車両でそこに止まらなかったりします。
 よく確認すれば分かることです。人の真似をしているだけだから間違うこともあのです。
 いくら多数の人が同じことをしていても、それが本当に正しいのか?と疑問に思いましょう。ネットでよくあるのですが、とんでもない批判を多くの人が書き込んでいるのもしばしば目にします。これも人の真似をしているだけです。自分がちょっと思ったことが人も思っているんだと感じると、激しく同調してしまうのです。いい例は悪口です。多少思ったとしてもそれが正しいとは思ってはいけません。多くの人が陥っているのは、部分的な事を全体として判断しまっていることです。
 部分的に思っても、全体的ではどうなのか? そういう見方をしましょう。

 

◇ 当たり前のものをゼロにして、何が必要か確かめてみる ◇

 

 毎日、食べるのは当たり前です。スマホやPCを使うのは当たり前です。交通機関や車を使うのも当たり前かもしれません。そういったものを一反ゼロにしてみましょう。     今日はスマホやPCは使わない、今日は交通機関を使わない。別に一日ぐらい使わなくたって支障はないでしょう。こういった普段当たり前のものがない環境を経験すると、新しい発見や、本当に必要な物が見えてきます。スマホやPC使わないと、普段読まない本を読みだします。交通機関を使わなければ歩いて行くので、こういう場所があったんだ、こういう店があったんだみたいなことを知ることができます。時間かけて歩くのも悪くないと思います。私はそうでした。
 便利な物に頼りすぎて、その便利なものに使われている自分がいます。便利が故に苦しめられていることもあります。今一度それが本当に必要な物かどうか確かめてみましょう。

 

◇ 自分を追い込むことも必要 ◇

 

 学生時代は競争できる環境が多々ある為、学業やスポーツなどで自分を追い込むような経験は多いと思います。そういうもので成長したり、本領を発揮できるようになります。しかし、社会人になるとその機会は減ります。会社の中ではあるでしょうが、自分を追い込むというほどでもありません。会社は能力より人間関係の要素が大きいのもあります。無能でもクビになることはなく、能力関係なしに同じような給料をもらうとこがほとんどでしょう。そういった平等な世の中で素晴らしいかもしれませんが、こういう温い環境では人はなかなか成長できないと思っています。
 前にも書きましたが、人はピンチになると本領を発揮するようなところがあります。火事場の馬鹿力というやつです。失敗から学ぶということもできます。今の世の中には「何かをせざるを得ないというものが無さすぎ」だと感じます。特に日本は性善説すぎて個人の判断に任せすぎなのです。それだから、人々はどうしていいか分からず様々な格差が広がり続ける一方だと思います。
 人は何かをやらなきゃいけないときに頑張るところがあります。世の中がそうならないなら、そのせざるを得ない環境というものを自分で作りましょう。例えば、資格を受ける為にいち早く申し込むとか、いろんな人に宣言するとか、お金をかけてみるとか、そうやってやらざるを得ない逃げ場のない状況を作るのです。

 

まとめ

 

・怒らない人間が増えている。怒らないと人は本当に自覚しない。子供としつけと同じだ。言われないからやっていいんだと勘違いしてしまう人が多い。それに気づかない人間も哀れだ。褒めて伸ばすことだけがいいことではない、怒って伸びるタイプもいるのだ。

 

・人と同じことをしていることが正しいと思わないように。間違っていることも当然ある。多くの人がやっていても、それが本当に正しいことなのか確認しよう。

 

・ちょっと思ってたことが相手も思っていると激しく同調してしまう。それがいじめや悪口につながっているとも言える。一部分の欠点を全体として捉えないようにしよう。

 

・便利なことが当たり前すぎて、それを失ったときをどうすることもできない人は多い。日頃から何かをゼロにしてみる訓練はしておこう。そうすれば新しい発見や、本当に必要なものが見えてくる。

 

・やらざるを得ない環境を作ろう。常にやらなくてもいい環境でいるからいつまでたっても成長しない。やるしかない、逃げ場のない環境が本領を発揮させることもある。

 

でわ。